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主に映画の感想を書いているブログです

ロボジー (2011) [日] 矢口史靖監督

家電メーカーによるロボット開発騒動を描いたコメディ作品。

開発が間に合わない為、中に人間を仕込んで誤魔化すというアイデアは良かったと思う。あまりにも馬鹿馬鹿し過ぎて誰も疑わないという部分も結構納得が行くものだ。

しかし、本作はテンポが悪いのが常に気になった。独特の間で笑わせるという部分もあるが、そうではない単に不要なシーンや間が多くあるように感じた。大げさに言えば少しイライラする。

それに、俳優が恐ろしく大根である。せっかくの面白いネタも寒く感じる。もともとそういう効果を狙ったシーンもあるが、本来的に演技がまずいのと意図的にそういう演技を行う事は全く別だ。

そんなに難しい事を考えずに楽しむ作品だと思うが、現役を引退した老人を主人公としたのは、最近多く描かれている老後の生き方といったテーマを意識したのだろう。ロボットという仮の姿ながら多くの人に認められる価値を表現している。

たとえば、テレビ番組だったら私は面白いと評価したかもしれない。このレベルであればバラエティ番組としては優秀だ。しかし、本作は映画である。映画作品というのはそれなりの高い質が求められるものだと私は考える。そうして考えた場合、本作は映画作品としてはレベルが低いと言わざるを得ないだろう。