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主に映画の感想を書いているブログです

シャンボンの背中 (2009) [仏] ステファヌ・ブリゼ監督

映画

大工と教師の不倫。と言ってしまうと身も蓋もないが、それだけと言えばそれだけである。

しかし、本作はなかなか良い作品だ。主人公の家庭環境から、仕事内容、不倫相手と知り合いになるきっかけ、親しくなるまでの過程、そしてその後と実に懇切丁寧に描いている。とても分かり易い。

二人とも不倫以外の点においてはとても良い人間として描かれているので不快感がない。これも仕方がないと思わせてしまうほどにスムーズなのである。

また、俳優が良かった。スムーズな内容をうまく支えるようにとても自然な演技で嫌味がない。この点も不快感を抱かない理由かもしれない。

客観的に見れば、単なる不倫、悪い事のはずなのに、ラストもさりげなく、特に騒動が起こるわけでもなく、あっさりと終わり、何故か実にすっきりする。ある意味不思議な作品である。