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主に映画の感想を書いているブログです

恋するふたりの文学講座 (2012) [米] ジョシュ・ラドナー監督

映画

大学時代の恩師に招かれて来た母校で出会った女子学生と30代独身男の恋愛ドラマ。

恋愛というより軽いコメディと言った方がしっくり来る内容だ。主人公は成熟した大人だが、やっている事は十代の学生たちと同じで、観ている側も単なる学園ドラマと錯覚するほどである。メインの男女も会話が主でプラトニックな関係を最後まで維持する。

しかし、それが結構悪くなかった。本作の面白い部分はまさにこの青春ドラマ。既に成熟した大人が昔の学生気分に戻ってモラトリアムを体験する。一応、恋愛ドラマの形式だが、これは本質的に描きたい部分ではないと思う。

細かい会話のやり取りは面白いので退屈せず最後まで観られる。ただ、ストーリー展開は唐突で今一つ。メインの男女以外にもう一人追加で現れる女のキャラクターは明らかに不要だった。関係が破たんする結末でも別に構わないのだが、こんな取って付けたような人物は居ない方がいいだろう。

ところどころ不満のある作りで、おすすめするには難しいが、見ていて不快になるとか、難解で理解出来ないといったタイプの作品ではないので、暇つぶしをするにはちょうどいいかもしれない。尺は100分未満と短めだが。