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主に映画の感想を書いているブログです

17歳 (2013) [仏] フランソワ・オゾン監督

17歳の女子高校生を主人公とした青春ドラマ。といっても明るく楽しいといった類の内容ではなく、インターネットを通じて金銭と交換に不特定多数の男と性交渉をするという、つまりは売春。日本風に言えば援助交際である。

相手の男の年齢が結構高いのが特徴。一番登場回数の多い男は初老というか、既に相当なお年寄りである。この年齢でお金を払ってまでするものなのか。ちょっと思ったのだが、それは本作とは関係のない話である。

ただ、年寄故に、行為中に息絶えるといった展開は用意されている。一応の意味はあったというわけである。これで事件発覚となり、ヒロインも精神的ダメージを受ける事となる。

ストーリー的にはこれら他愛もないものだが、売春相手や家族との関わりなど自然で素直に演出されており分かり易い。当事者らにとってみれば生涯に渡って忘れる事の出来ない事件だろうが、変に誇張せず淡々と表現しており、それが余計に生々しさに繋がっているのだろう。

扱っているテーマがテーマなので、裸も多く、年齢制限のかかった作品である。故に、作中でもたくさんのぼかしが入っており、映像的にはマイナスとなっている。これら規制は法律で決まっている以上はしょうがないが、せっかくの作品の価値を下げるものであり、言うまでもなく私は全面反対である。

援助交際に関しては邦画でも既に多数の作品が取り扱っており、内容的には今更という気がしないでもない。さすがにストレート過ぎる内容で、何かもう一捻り欲しかった。

 

17歳 [DVD]

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