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主に映画の感想を書いているブログです

円卓 こっこ、ひと夏のイマジン (2014) [日] 行定勲監督

大阪を舞台に小学校三年生の女の子を主人公として描くほのぼのコメディ。

まず、主役の女の子の演技力に驚く。これだけで観る価値のある作品だ。かなりのオーバーアクションで上手いかというと微妙だが、面白い事は間違いない。少なくともこの年齢でこの演技はセンスの良さを感じる。

ストーリーは他愛ない日常が殆どで、これといった盛り上がりもなく終わってしまう。しかし、個々のエピソードはそこそこ面白く、映像も工夫の努力が見られて悪くない。コメディ作品としてはこれでも十分。

主人公のクラスメイトが不登校になったり子供目当ての変質者が現れたりと相当深刻な展開もあるのに、おちゃらけた主人公を通してそれらもあっさりと描いて見せる。物語をまとめる手際の良さには独特の上手さを感じた。

観終わった後に何も残らない作品だが、俳優の良さと物語構成の上手さでそこそこ楽しめる。暇なら観て損はない。