題名はありません。

主に映画の感想を書いているブログです

カリートの道 (1993) [米] ブライアン・デ・パルマ監督

ギャング映画。この一言で終わる作品である。

かつては麻薬の帝王としてその筋では知られていた主人公。5年の刑期を終えて出所し、恋人との再会を果たして隠居生活の計画を立てていたところ、結局は以前と変わらない犯罪行為に手に染めて行くという話。

観終わって思うのは、「で、何が言いたいんですか?」。

とにかく主人公がステレオタイプのギャングという点でまず鑑賞意欲が萎える。結局、何が凄かったのか、現在何が凄いのか、さっぱり分からない。物語中ではそういう「設定」になっているというのは理解出来るが、創作作品や芸術作品と呼ばれる作品の表現が「理解出来る」なんていうレベルでは困る。そんなレベルの表現は誰でも出来るのである。私でも出来る(今説明している通り)。

物語的にもステレオタイプという言葉がぴったり。あらすじを説明したが、まさに王道。ギャングのドラマである事は確かで、それは分かる。しかし、やっぱり分かるだけであった。それ以上でもそれ以下でもない。

はっきり言ってしまえば、俳優の見た目に頼り過ぎという事なのだろう。ギャングとしてもそうだが、主人公の人間的魅力に関して全く何も感じない。見た目の良い有名俳優を使えば商業的にはそこそこ成功するのかもしれないが、正直そのレベルの作品でしかない。

駄作というほど酷い作品ではないが、特に見なくてもいい作品だろう。内容的に何の感動もないし、映画技術的にも特に評価するような部分はない。

 

カリートの道 [Blu-ray]

カリートの道 [Blu-ray]