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主に映画の感想を書いているブログです

不機嫌なママにメルシィ! (2013) [仏・ベルギー] ギヨーム・ガリエンヌ監督

オカマの男を主人公としたコメディ。監督、主演、助演が同一人物の上に、内容も監督の自伝というからほとんど一人で全部こなしている感じなのだろう。

しかし、私は面白いとは感じなかった。理由は以下の通りである。

まず、主役の俳優(つまりは監督でもある)の演技力がいまいち。仏映画特有の地味っぽさは仕方がないのかもしれないが、コメディならばもっと派手な演出があってもいいだろう。かといって、細かい演技や絶妙の間等で笑わせるというタイプでもない。

間延びした展開がひたすらダルい。内容的にも淡々とゲイっぽいエピソードを並べているだけ。それらも特に工夫も何も感じられない。人物的にも単に女みたいな男という以外には何の個性もないから鑑賞意欲が続かない。

恐らくは実体験がもとになっているのだから、もっと真実味のある内容があってもいいはずだが、又聞きしたかのような上っ面感しかないのはどういうわけか。

この作品もやはりドキュメンタリーの悪い面が出ているように思う。事実だから~という言い訳である。事実だから面白いわけじゃない。事実を描けば面白くなるわけではない。ドキュメンタリーというジャンルはあるが、私はほぼ全く評価しない。何故なら大抵のドキュメンタリー作品はつまらないからである。理由は上記の通り。

あと、内容の出来とはさほど関係ないと思うが、やたらに裸が多いのも気になった。本来、これらで笑わせるところなのだろうが、少なくとも私は笑いよりも不快感しか残らなかった。

 

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