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主に映画の感想を書いているブログです

砂漠の鼠 (1953) [米] ロバート・ワイズ監督

第二次大戦中の北アフリカを舞台にオーストラリア軍を率いるイギリス人将校を描いた戦争映画。戦いの中で次第に部下の兵士たちとの信頼関係を築いて行くという話。

戦争映画らしく全体の半分くらいは戦闘シーンである。しかし、特に戦闘シーンに凝った部分はなく、迫力もない。むしろ、地味なシーンが続く。戦闘シーンで楽しむというよりは、どちらかというと人間ドラマが重視された内容である。

主人公は上官としての立場上厳しい言動を行うのだが、実際には部下の事を考え裏ではいろいろ便宜を図ったりしている。この積み重ねにより部隊の士気も高まって勝利を収めるといった展開で、特にひねりも何もない直球の内容だ。

しかし、これはこれで分かり易いと感じた。部隊の中に主人公の昔の恩師が含まれていたりなどの設定もあるが、主人公の人間性を描く為には有効だったと思われる。

戦闘シーンも人間ドラマも双方素直な作りで変な小細工は全くなし。ひたすら地味な演出。センセーショナルな内容を期待するような人には退屈かもしれない。玄人好みの作品だろう。しかし、それ故に破たんも少なく完成度の高い作品となった。

 

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