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主に映画の感想を書いているブログです

アウトレイジ ビヨンド (2012) [日] 北野武監督

ヤクザ同士の抗争を描いた作品。「アウトレイジ」(2010年、北野武監督)の続編。派手なアクションはあまりなく、どちらかというと会話主体の内容。

普通の人なら何か被害を受けたら警察に行くところ、ヤクザの場合はそのまま自らやり返す。ひたすらこの繰り返し。さすがにこれではお話にならない。本作でも警察が絡む事で少しだけ話を面白くしている。

暴力団の二大勢力+警察といった感じの設定である。警察も暴力団の一つというわけだ。最後には裏で糸を引いている警察官(刑事)を主人公が撃ち殺す事で一番悪いのは警察であるといったメッセージを表している。

私は、前作は全く楽しめなかった印象しかないのだが、本作はそうでもなかった。確かに、やったらやり返すの繰り返しでストーリー的な面白味は殆どないのだが、主人公側に付いている弱小ヤクザの組長の人間性はそこそこ描けていたと思う。

逆に言うと見どころはこれだけで、あとは無意味にむごたらしい暴力シーンが続くだけである。アクションシーンだけで楽しめるという事もない。陰湿なものばかりだ。

俳優はそこそこであるし、映像も悪くないので見て損したというほど酷くはないが、あえて観る必要もない作品である。ヤクザ映画に興味がない人が見てもただ不快な気分になるだけだろう。