題名はありません。

主に映画の感想を書いているブログです

プロミスト・ランド (2012) [米] ガス・ヴァン・サント監督

シェール・ガスが埋蔵されている土地の農家と採掘契約を取り付けようとするエネルギー会社を描いた社会派ドラマ。自然が破壊される云々主張する人達との対立が主なストーリーである。

主人公はエネルギー会社の社員であり、ガスの採掘が自然破壊を引き起こす可能性を示しながらも経済的メリットを描き、どちらかというと人間の生活が優先だとする主張を軸にしているように感じる。

環境活動家なども現れて主人公の邪魔をして来る。まぁ、よくあるパターンだがエネルギー会社側を完全に善とは描いていないから、ストーリー展開はそこそこ面白い。映像や俳優も水準はクリアしている。

ただ、最後のどんでん返しは要らなかった。こういう社会派ドラマは変にドラマチックにせずじわじわと地味に展開するだけで良い。金で人間を釣るエネルギー会社側がどうしても悪者になりがちであり、主人公も被害者とする事で批判の矛先が向かないようにする意味はあったと思うが少し無理やりな感じもした。

社会派ドラマとしては設定も展開もそれなりに良く出来ているので観て損はない佳作である。