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主に映画の感想を書いているブログです

ホットロード (2014) [日] 三木孝浩監督

母子家庭の中学生の少女と暴走族の少年らの青春ドラマ。30年近く前に連載されていた漫画原作の実写映画化となり、ビデオテープのデッキが置いてあったり、携帯電話が無かったり、彼氏が暴走族という時代を感じさせる内容である。

現代では暴走族というだけで格好悪いという印象しかなく、特攻服を来た格好がもはやギャグにしか見えない。そういう時代として見れば大真面目なストーリーで、感動のドラマと言えなくもない内容である。

ヒロインの母親は亡くなった夫が好きではなかったらしく、それをあからさまに言い、陰で別な男と付き合ったりしている。こういった言動が子供にどういう影響を与えるか大人なら分かりそうなものだが、単純に頭の悪い人間にしか見えない。

ヒロインは母親を困らせる為に万引きをしたり不良の友達と付き合ったりしているが、片親の上にこの母親ではしょうがないと思わせる。ヒロインは善、母親は悪という分かり易い構図だ。

そんなヒロインが不良とは言え自分の事を本当に分かってくれて必要としてくれる少年に想いを寄せるのも凄く納得が行く。これまた分かり易い。まさに王道である。

母親の不可解な言動だけがどうにも浮いており違和感しかない。十代の少女から見た母親の印象で、実はもっと違っていたという事なのかもしれないが、これではどう見ても精神異常者である。

ストーリー展開上、本当に異常になるのはヒロインの方だが、それと反比例するかのごとくまともになる母親もまた不可解だ。このあたりはストーリーの都合という気がする。

通常なら、こんなアホな不良と付き合うなと思ってしまうところ、本作の場合はそれも仕方がないのだ、これでいいのだ、暴走族サイコーとまでは思わないでも、特攻服さえも何だか凄くまともに見えて来るから不思議である。これも頭のおかしい母親の存在の威力であろう。

少なくとも若い人には受けない感じの内容である。逆に、少し年配の人であればわりと納得出来る内容なのではないかという気がする。さすがにこの原作を今になって映画化するのは遅過ぎた。

 

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