読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

題名はありません。

主に映画の感想を書いているブログです

証人の椅子 (1965) [日] 山本薩夫監督

実在の強盗殺人事件をもとにした冤罪告発作品。この事件は実際に冤罪事件となり、犯人とされた女は死後に無罪となっている。

本人の自白もあるようだが、本人以外の証言によっても冤罪事件が成り立っているあたり、警察や検察の取り調べの問題は根深いと感じるところである。

冤罪事件を取り扱った作品は他にもあるが、やはり本作も事実をなぞっただけの事件報道にしかなっていない。事件の概要を知りたいだけなら映画を観る必要はまったくなく時間の無駄である。

冤罪事件を世間に広め、問題提起を行うという目的に映画を利用するやり方は私は嫌いだ。政治目的に映画を利用しないで欲しい。芸術というのはそういう次元のものではないからである。

冤罪事件に関しては様々な資料が公開されており、政治目的がある人は別なルートで活動すべきである。政治目的で映画を作っても何の意味もない事は半世紀以上経った今でも冤罪事件がなくならない事で明らかである。

 

証人の椅子 [VHS]

証人の椅子 [VHS]