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主に映画の感想を書いているブログです

ハードラックヒーロー (2003) [日] SABU監督

キックボクシングの八百長試合をきっかけに身の危険が生じる六人の男を描いたアクション作品。二人ずつ三組の男の視点でそれぞれ描いている。

正直くどい。三組の違う視点で同じシーンを三回も見せられるのでさすがに飽きて来る。いくら店長の命令とはいえ、皿洗いのバイトがキックボクシングの試合をやるというのは無理があり過ぎる。コメディというほどコメディの演出にもなっていないから白ける。

他の二組の男たちもサラリーマンだったりフリーターだったり三分くらいで考えた設定。面白くも何ともない。最初の無理やりにキックボクシングをやるシーンだけはそこそこ笑えるくらいか。

しかし、これにしても店長に何か弱みを握られているとか、すごくコワモテだから従ったとか、そういう理由付けが必要だ。人間は何か理由がないと行動しないし、観ている側も理屈で物事を考えるわけだから、基本的な部分がいい加減だとまず面白いストーリーにはならない。

実は本作は真面目に批判してもしょうがない作品である。何故なら、メインの六人はアイドルグループのメンバーであり、ただのアイドル映画でしかないからだ。もともと真面目に面白い作品を作る意思もない。この程度のやる気で面白い作品が出来たら天才だが、本作の制作者はそこまでの才能はない。

当然のごとく面白くない作品だが、このアイドルグループのファンなら納得するかもしれない。しかし、その納得は映画作品に対してではなく、アイドルグループのメンバーを見られた事に対する納得である。内容は関係ない。