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主に映画の感想を書いているブログです

おやすみなさいを言いたくて (2013) [ノルウェー・アイルランド・スウェーデン] エリック・ポッペ監督

危険が伴う紛争地帯の報道カメラマンの女とその家族を描いた作品。仕事を取るか家族を取るか的な内容。主人公は既婚で子供もいるから当然反発される。そういった葛藤を描いている。まぁ、これもいくつも同じような作品はあるだろう。

本作がつまらないのは肝心の主人公の報道に対する使命感が描けていないところだろう。夫や子供をほったらかしにしてやってるのだから使命感はあるのだろうと思うが、これは観ている側の推測に過ぎない。これだと、単に夫や子供にさほど関心がないだけのように見えてしまう。

実際、本作はそういう事が言いたいわけでもないのだから、報道の重要性だの、報道カメラマンの存在意義だのを説明するべきだろう。これが一言二言のセリフしかないから説得力がないのである。

序盤で九死に一生を得る的な体験をしたのに、懲りずにまた危険な紛争地帯に行ってしまう。何故?という感想しか出て来ない。しかも、同じ事を何度か繰り返すようなシナリオなので途中で飽きて来る。あげく、自分の子供に(主人公が)死ねばみんなすっきりするとまで言われる始末。いや、本当にそうだと思ってしまった。子供から見てもただの身勝手な母親でしかない。

正直、面白くないストーリーである。家族と仲良くしていて報道カメラマンはもう一生やらない決心をしたかと思えば、次のシーンでは何故か紛争地帯に行く事になっている。シーンの繋がりが何かおかしい。駄目な演出の見本として制作に携わる人間は観てもいいかもしれない程度の作品である。

 

おやすみなさいを言いたくて [DVD]

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