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主に映画の感想を書いているブログです

あと1センチの恋 (2014) [独・英] クリスティアン・ディッター監督

幼馴染み同士の恋愛ドラマ。一応、ラブコメらしいが笑えない。別にゲラゲラ笑えるようにしてくれとは言わないが、それにしてもラブコメと言うには暗い。もう少し笑える内容ならいい加減なストーリーも許せた気がする。

とにかく展開が早い。メインの男女が幼馴染みであるという説明も一瞬。ヒロインが出産するのも、子供が歩けるようになるのも、なんだか一瞬に思えるほどあっさりしている。

男女の親友というかなり不自然な関係の上、それぞれが恋人を見付けたり結婚したり子供を作ったりと何の前振りも段取りもなくバタバタと展開して行くので正直追いつくのがやっと。楽しむ暇さえない。

あれ、なんで子供がいるんだっけ。いつの間に結婚したんだ。浮気の相手なんていたっけ。子供は里親に預けるんじゃなかったの。みたいな。とにかく、ひたすら結果の羅列で進行して行くので観ていて疲れるだけである。

メイン2人のキャラクターも平凡過ぎてつまらない。というより、有名大学にあっさり合格したり、初めての子育てに何の苦労もなかったり、まったく人間味を感じない。まさに作られた登場人物。物語の都合で動いているだけのロボットである。こんな人物たちには誰も共感しない。

唯一評価出来るのは邦題である。これが描きたかったというのは別にタイトルを見なくても分かるのだが、内容よりもタイトルの上手さの方が光っていた。はっきり言って駄作だろう。これで登場人物たちの若さを活かしたようなもっと弾けたバカバカしさでもあれば退屈せず観られたのだろうが。

 

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