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主に映画の感想を書いているブログです

ジンジャーの朝 ~さよなら、わたしが愛した世界 (2012) [英・デンマーク・カナダ・クロアチア] サリー・ポッター監督

1960年代のロンドンを舞台に少女二人の友情を描いた青春ドラマ。冒頭に広島の原爆の映像が入るので、違う作品かと一瞬思ってしまった。

作中でも主人公らは反核運動に参加していたり、若い女の子らのドラマにしては妙な雰囲気である。というより、正直どうでもいい設定である。何故この年代なのだろう。

親友が自分の父親と不倫しているという話で、これは修羅場になるだろうと思っていると予想通りの結末でがっかりである。で、何が言いたいのだろうか。どう見ても悪いのは父親なのに何故か非難の対象になっていないのも釈然としない。

メインの二人は出産時の模様から描かれているわりには、性格や趣味がよく分からず共感し辛い。いかにもな上っ面の説明しかされていないからである。どうしてこれほど仲が良いのか、どのような過程があったのか、どのような思想が共有されているのか、まるで説明がない。とにかく、一緒の時と場所に生まれたから仲が良いのだ、仲が良いから髪型や洋服も同じなのだ、いつも一緒に居るのは当たり前の事なのだ。それら真の意味を理解せず他人の作ったセオリーをなぞっているだけ。だから面白くないのである。

映像や俳優も平凡だ。ヨーロッパ映画らしく独り善がりの演出と内容。もう少し観ている人を楽しませる工夫があっても良いだろう。