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主に映画の感想を書いているブログです

アイコ十六歳 (1983) [日] 今関あきよし監督

弓道部に所属する女子高校生を描いた青春ドラマ。原作の小説は「1980アイコ十六歳」であり、原作者も小説発表時には高校生であった。演じたヒロイン役も現役の中学生、監督も二十代であり、主要制作者を若い世代で固めた作品と言える。

ヒロイン役を含めて俳優も悪くないと感じた。下手な大人の俳優よりも自然。演技をしているといった感触を受けない。これは演出のうまさもあるだろうが、俳優としての素質を感じさせる。

出演者や内容からアイドル映画と思えなくもないが、この種の映画にしては映像も異様に凝っていて面白い。内容的にはただの青春ドラマであり、特段言及する部分もない平凡なものだが、映像はそれだけで鑑賞に堪えると言ってもいいくらいの出来である。

漫画チックな演出も青春ドラマとしてはそれらしく思えて悪くない。これで、もう少し深い心情を描いたり、ストーリー展開の面白さがあればおすすめ出来る作品となっただろう。

 

アイコ十六歳 [DVD]

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