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主に映画の感想を書いているブログです

幕が上がる (2015) [日] 本広克行監督

高校の演劇部を舞台にした青春ドラマ。部長のヒロインと顧問の先生を軸に話は進むのだが、それにしても平板なストーリーである。山なし谷なし。この演劇部の実力がそもそもよく分からない。高校の演劇部なんぞ評価の対象にすらならないレベルなのが普通かもしれないが、そこは映画作品であるから、俳優がプロの演技をして感動させるものではないかと思う。

しかし、残念ながら本作の俳優たちはヒロインはもちろん、元「学生演劇の女王」の顧問教師を含めて大根ばかりである。演劇を題材にした作品で俳優が大根ではしょうがない。まずお前らが演劇を勉強しろと。

おそらく一番重要なシーンである、元「学生演劇の女王」が一人芝居を見せてヒロインたちがその演技に感動してやる気を出す場面。しかし、肝心のその演技がどう見ても下手糞だから困る。思わず「駄目だこりゃ」とつぶやいた程である。

そもそもアイドル映画だから演技に期待してもしょうがないという言い訳もあるだろうが、アイドルというには大した見た目でもないヒロインたちにもがっかりである。俳優としての価値がないのはしょうがないにしても、せめて見た目はもっとマシであって欲しかった。

演技の下手な元「学生演劇の女王」が何を言っても説得力はないし、この先生に教えられるヒロインも終始仏頂面。まともにセリフを聞く気にもなれない。

更に酷いのがヒロインのモノローグである。演劇を題材にした作品でヒロインがストーリー進行をセリフでだらだら説明してどうする。これでは演劇のどこがどう素晴らしいのか伝わらない。ヒロインらが頑張る理由も理解出来ない。だから共感しないし、感動もない。

さすがに演劇を題材にした作品にはまともな俳優を起用すべきだろう。そうでなければ何も始まらない。まずこの時点で本作は失敗が確定したと言える。少しの疑いも無しに観る価値のない作品である。

 

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