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主に映画の感想を書いているブログです

オオカミは嘘をつく (2013) [イスラエル] アハロン・ケシャレス、ナヴォット・パプシャド監督

殺人事件の容疑者をひたすら拷問するという内容。最初は刑事、次は被害者の父親という段取り。強姦の上に惨い方法で少女を殺害した犯人という事から拷問も正当化されるわけだが、まだ確定もされていない状態で、しかもその犯人の行為以上の惨い方法での拷問であるから、どっちに同情したらいいのか迷うほどである。

ここまで来ると半分コメディと言えなくもない。私は、結構笑いがこみ上げて来た方である。本作は演出が上手い。もちろん、コメディというわけではないのだが、細かい段取りや人物の描き方に隙がないから、観ていて退屈しない。映像が良いのも評価したいところだ。

ストーリー的には大したものではないのだが、細かい部分まで手抜きなく作られているので面白く観られるのである。つまり、映画としてよく出来ているのだ。技術的な部分はほぼケチの付けようがないレベルである。

最初、犯人はもちろん、刑事も酷いと思うのだが、被害者の父親がその斜め上を行く酷さなものだから、いや、そこまでやるなよとツッコミを入れつつ半分笑いながら観るタイプの作品だ。

まともに観たらいろいろ不満のある作品だろうが、そこは映画作品として冷静に楽しむ余裕もあって良いだろう。マニア受けの作品かもしれない。

 

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