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主に映画の感想を書いているブログです

幸せのちから (2006) [米] ガブリエレ・ムッチーノ監督

ホームレスから億万長者になった父子の実話を基にした物語。医療機器のセールスマンとその子供の父子家庭がメインの人物である。主人公には数学の才能があるといったような演出がちまちま出て来る。

株取引の仲介人を目指して勉強し、一流企業に採用されるまでのストーリー。才能ある人間が成功しましたで終わっている。これも実話だから~で言い訳が成り立ってしまう為にいまひとつ説得力がない。実話を基にした系作品の悪い部分が出てしまっている。実話だから面白いわけではない。

ただ、本作の主人公は憎めないキャラクターとしてうまく描かれている。ストーリー自体は大したものではないが、人間的にはよく描けている。だから、観ていて応援したくなるし、不快感もなく、楽しめる作品にはなっている。

邦題はいまいち意味が分からない。原題は、「THE PURSUIT OF HAPPYNESS」であり、このままではストレート過ぎると思ったのだろうが、別にこのままでも良い気がする。

貧困から抜け出す為に必死に頑張っている主人公なのだが、抜け出す理由がもともとある才能や運となっているものだからいまいち感動のない物語である。宝くじに当たって幸せに暮らしました的な感触。

とりあえず、観て損したとは思わない作品だが、実話を基にした系作品のよくあるパターンの薄い内容なので、それに我慢すれば一応観られるレベルと言える。