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主に映画の感想を書いているブログです

最後の命 (2014) [日] 松本准平監督

幼い頃に目撃した事件を発端に青年二人の交流を描いた作品。原作は純文学小説だから、そこそこ奥の深い心情が描かれる。しかし、単純な設定と登場人物の少なさによってどちらかと言えば分かり易い内容である。

やはりというかビジュアル的な面白味が薄いのであまり映画向きの原作ではないという気がした。小説で読んだら面白いのかもしれないが、映画作品としては途中から飽きて来る。ストーリーは平板だ。

俳優は見た目印象的な部分もあるが、それで終わっている印象である。メイン二人はまだ良いが、それ以外はかなり水準を下回っている。しかし、殆どメインの二人が出ずっぱりなので、これら俳優が許せるなら最後まで観られるだろう。

暗く重い内容に合わせて演出もそういう雰囲気作りをしているのだが、このあたりも画面が暗いだけだったり、少なくとも映像だけで鑑賞に堪えるといった事はない。

原作の小説はそれなりの出来らしく人物の心情などの整合性はきちんとよく考えられており説得力は感じる。しかし、2時間余りの映画作品としてはあまりに平板な展開なのでよほどの興味がないと途中で観るのを止める人も多いだろう。

 

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