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主に映画の感想を書いているブログです

復讐するは我にあり (1979) [日] 今村昌平監督

映画

1963年に現実に起きた殺人事件をもとにした犯罪ドラマ。事実をもとにした系の作品なので期待していなかったが、やっぱり面白くなかった。特殊な人間なのは当たり前でそれをいかにして描くか。それが本作の使命である。

しかし、その使命はやっぱり果たされなかった。主人公の心情は全く理解出来ない。制作者も普通の人だから理解出来なくて当たり前だが、だったら作品を制作するべきではないだろう。自分も理解出来ないものを他人に理解させる事など不可能だからである。

しかし、内容はともかく、映像や演出、俳優などは高水準で映画としての出来は良かった。だから私も最後まで観られたのである。これで、映像や俳優が駄目だったら途中で観るのを止めただろう。140分の長尺である。よほどの意欲がないと観続けるのは困難だ。

映画の技術的な出来が良いので評価する人も多いが、私はこういう作品はあまり評価しない。技術はあくまで道具であってそれがメインのわけではないからだ。もちろん道具が駄目では良い結果にはならないが、そればかりにこだわってもしょうがない。道具を使って何を作るか。それが重要である。

そういう意味で私の評価は低いが、映画ファンなら観ておいて損はないだろう。映画としての出来は良いからである。ただ面白い作品が観たいという人は観ない方が良いだろう。面白い作品ではないからである。

 

あの頃映画 「復讐するは我にあり」 [DVD]

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