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主に映画の感想を書いているブログです

ロマンス (2015) [日] タナダユキ監督

電車の車内販売員と映画プロデューサーの箱根を舞台にしたロードムービー。万引きから始まる恋みたいな。しかし、まずこの時点で男の方には好感が持てない。犯罪は犯罪だ。

車内販売員の女の方も仕事は出来るようだが、性格は悪そうに見える。それぞれ好感が持てない。だからこそ意気投合したのかもしれない。

ヒロインの母親は男をとっかえひっかえする尻軽女と説明されるが、ヒロインも負けず劣らずである。この親にしてこの子ありといったところか。男と出会ったその日の内にホテルの一緒の部屋に入ってしまう。

何というか、設定を作ってあとはコメディアンが漫才をしているといった印象である。本作はコメディの範疇に入ると思うが、いくらコメディといっても映画作品としてはあまりに薄過ぎる内容だ。バラエティ番組のコント、せいぜいTVドラマのクオリティである。

ヒロインの子供時代のエピソードも取って付けたような感じで今一つ。この親子関係と映画プロデューサーの男とがちぐはぐ。別にこの男じゃなくてもと思ってしまう。無駄にコメディアン臭いのも鼻に付く。こんな人は居ない。

設定や深い内容は気にせず、何も考えず二人の漫才を楽しむだけなら悪くない作品だろう。暇潰しに観る分には良いが、それ以上のものを求めるとがっかりする作品である。