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主に映画の感想を書いているブログです

ジキル&ハイド (1996) [米] スティーヴン・フリアーズ監督

原題は「MARY REILLY」。邦題だけを見ると「ジキル博士とハイド氏」が原作と思わせるが実は違う。原題通り本作は「メアリー・ライリー」という作品が原作である。

といっても、二重人格者の出て来る基本設定は同じだ。本作では、メイドのヒロインと二重人格の医者のラブストーリーのように描かれている。しかし、設定の面白さに甘えた為か二人が惹かれ合う過程がいい加減でいまいち感情移入出来ない。

この部分が重要。他は正直どうでもいいのだ。演出の重みが分かっていない。これが本作の失敗である。妙に間延びした展開もまるで時間稼ぎをしているかのよう。要するに内容がないのだ。

人格切り替え場面も場違いなCGで違和感ばりばりである。レトロな雰囲気ぶち壊し。こうじゃないだろうと。当たり前だが、制作者にはセンスが求められる。これで良いと思うセンスが既に終わっている。

いわゆる「ジキルとハイド」の話ではなく、どちらかというとメイドの女を中心に描いた作品であるから、有名原作の映画と思って見るとあてが外れるだろう。

今更「ジキルとハイド」を期待して映画を観る人も居ないだろうし、おすすめ出来る作品ではない。映像や俳優も特にこれと言って良いとは思えない。まぁ、観なくていい作品だろう。

 

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