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主に映画の感想を書いているブログです

コンフェッション ~ある振付師の過ち~ (2014) [米] スティーヴン・ベルバー監督

老バレエ振付師とバレエ史に関して取材を行う夫婦を描いた人間ドラマ。まず邦題がしょぼい。いかにもB級臭い。原題の「MATCH」の方がシンプルで内容にも合っている。センスの悪い邦題だ。

実はこの振付師が昔、夫婦の夫側の母親と肉体関係を持ったかもしれないという。つまり、血の繋がった親子かもしれないのである。最後にはDNA鑑定となる。

この夫が無理やり振付師の頬の組織をえぐるシーンはちょっと笑いが込み上げる。振付師は一言で言うとひょうきんな感じ。それが気に入らないのかこの夫はキレて上記の強行に出るのだ。そもそも気が短いのかもしれない。

登場人物は3人だけ。画面内に3人以外が出る事はほとんどない。分かり易いが一見して低予算映画と分かる。内容的には邦題と同じくしょぼいとも言える。ただそれ故に誰が誰だか分からないとか人物関係が複雑といった事は一切ない。

過去の出来事は全て口頭で説明されるだけで再現映像的なものは一切ない。これはちょっと映画としてはどうかと感じた。小説や舞台劇ならこれでいいかもしれないが、せっかく映画なのだから映像で見せて欲しかった。本作が物足りなく感じるのはこれが原因だと思う。とにかくひたすら会話なのである。

しかし、会話自体が悪いかというとそうでもない。約90分の尺だが退屈する部分も殆どなくわりとすんなり最後まで観られる。どんでん返し的な展開もある。でも、これは正直余計だった。今までのは何だったのっていう。しらけムード全開のまま終わってしまう。

特に時間を作って頑張って観るほどの作品ではないが、見て損したというほど酷い作品でもない。まぁ、暇なら観てもいいかといった感じである。