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主に映画の感想を書いているブログです

さよなら、人類 (2014) [スウェーデン・ノルウェー・仏・独] ロイ・アンダーソン監督

おもちゃのセールスマンを主人公としたコメディ作品。良く言えばシュールな作品。悪く言えば寒いギャグ作品。私は、9割方寒いだけの作品と感じた。

残り、1割くらい面白いシーンもあったが、非常に少ない。確かに映像は良い。コメディ作品にしておくには惜しいくらいの絵画のようにビシっと決まった構図。人物の表情などの仕草にも隙がない。

しかし、残念ながらストーリーは面白くない。細かいシーンに分かれた一発ネタの連続。それぞれ繋がりはないから、個々に完結した面白さが要求されるが、それもない。

通常、この手の独り善がりの作品は途中で観る気を無くすが、本作は不思議と最後まで観られた。映像が良い事もその理由の一つだが、たとえ面白くなくても不快な人物や言動、耳障りな音楽がない事が功を奏していたと思う。

映画ファンなら観てもいいかもしれないが、映像以外は評価出来ない人が大半だろう。独特のセンスは認めるが単純に面白くない。おすすめは出来ないが、歯ごたえのある映画が観たい人なら良いと思うかもしれない。

 

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