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哀しい気分でジョーク (1985) [日] 瀬川昌治監督

余命少ない息子の為に奮闘するコメディアンを描いた人間ドラマ。現役のコメディアンを主役に起用している。演技というよりかなり地でやっている部分も多く感じた。俳優としては微妙である。

子役の演技も水準を下回り、お世辞にも褒められない。主役を本物のコメディアンがやっている事もあって、いたるところに挟まれているギャグはなかなか面白い。

しかし、本作はコメディというわけではないのでこれも微妙。華やかで明るいコメディアンの舞台裏の悲哀みたいなものを描くというテーマは悪くない。王道的なストーリーである。

俳優もそうだが、映像なども含めて映画の出来としては今一つの作品である。しかし、忙しい父親と息子の距離感みたいなものはよく描けていたと思う。芸術の域にまでは達していないが、これはこれで素直に評価したいところだ。

目新しいアイデアやあっと驚く展開、意外な結末、綺麗な映像、美男美女が登場するような映画ではないが、地味ながらも感動のドラマを観たい人には悪くない作品だろう。

 

あの頃映画 「哀しい気分でジョーク」 [DVD]

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