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主に映画の感想を書いているブログです

マーシュランド (2014) [スペイン] アルベルト・ロドリゲス監督

連続殺人事件を追う刑事二人を描いたサスペンス。少女が拷問の上に殺害されているなど、何となく特徴付けようとしているのにも失敗している。特に美形でも不細工でもない風貌のオッサン二人の刑事にしても、何故この俳優?みたいな疑問しかわいて来ない。

人物、ストーリー共に興味すら持てないので非常に退屈である。そんな不満を逆なでするかのように終始流れる陰鬱なBGM。むしろ、拷問されているのは鑑賞者の方である。何度か途中で観るのを止めようと考える。

こうなってしまうのは、やはり人物に魅力がないからだ。映像や設定、ストーリーがいくら良くても登場人物に興味が持てなければ鑑賞意欲は続かない。

そもそも、ストーリーというのは人間を描く為にあるものだ。本作は、殺人事件という設定を通して、犯人とそれを追う刑事を描くストーリーだが、このどちらもうまく描けていない。殺人事件がメインなのだから、どちらかというと犯人側の心情がメインにならないといけないはずが、これが全く描かれていない。

何の為の殺人なのか、どういう心境なのか。また、被害者の感情なども必要である。これらとそれを追う刑事の対立があって初めてストーリーが成立する。しかし、本作は淡々と事実を説明しているだけ。これでは、ただの設定説明である。設定説明は作品とは言わない。

映画鑑賞に時間をかけられる人なら止めはしないが、あえて時間を割いて観なければならない作品ではない。褒める部分があるとすれば映像だが、それだけで観るほど映像が良いわけでもない。

 

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