読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

題名はありません。

主に映画の感想を書いているブログです

パパが遺した物語 (2015) [米・伊] ガブリエレ・ムッチーノ監督

映画

小説家とその娘を描いた人間ドラマ。主人公の妻は交通事故で死亡。自身も事故の後遺症に悩まされながら、娘を必死に育てるといったような内容。

いたって単純のはずだが、物語構成は理解を妨げるかのように3つの内容を交錯させている。主人公とまだ幼い娘の関係、その25年後の娘の恋愛、心理カウンセラーとなった娘と患者の関係。それぞれ特に難解でもないが、登場人物は同じにしても内容的に接点がない為か、別の作品をパラパラ交互に見せられているようでイラつく。

作品内容としては、親子関係がメインのはず?だろうから、娘の恋愛とかカウンセラーの仕事とかどうでもいいのではないかという気がする。だから、作品全体として見るとちぐはぐになって焦点がぼやけてしまい物語に入り込めない。

私は父親が主人公とした話を見てみたかったので、あえて父親が主人公と書いたが、見方によっては娘が主人公とも言えるだろう。つまりはそういう事なのだ。父親を主人公として見た場合には、娘の恋愛とか仕事内容が邪魔なシーンでしかなく、逆に娘を主人公として見た場合には父親の後遺症の苦悩とか作家としての仕事振りなどが邪魔となる。

きっと、あれもこれもとアイデアがあったのだろう。その一つ一つを膨らませる事が出来なかったので全部取り入れた。しかし、その為にどれも未消化のまま終わってしまった。決して悪い内容ではないのだが、どうにも薄っぺらい作品となってしまった。

 

パパが遺した物語 [Blu-ray]

パパが遺した物語 [Blu-ray]