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主に映画の感想を書いているブログです

ムーン・ウォーカーズ (2015) [仏・ベルギー] アントワーヌ・バルドー=ジャケ監督

人類初の月面着陸を果たしたアポロ計画が実はねつ造だったという都市伝説をもとにしたコメディ。何故今更という感じがする内容。設定だけ聞くと政治的思惑がありそうな作品だが、全面的にコメディであり、アクションシーンもあり、むしろ、そんなことあるわけないだろうという主張が感じられる。これはこれで政治的なのかもしれないが。

失敗続きのアポロ計画をどうにか成功させようと必死なアメリカ政府。ついには、たとえ失敗しても、あたかも成功したかのような偽の映像を制作しようとするわけである。このプロジェクトを任されたのが何故かベトナム戦争帰りのCIA諜報員。ごつい体付きでいかにも強そう。実際、口より先に手が出るタイプで気に入らない奴はばったばったと殴り倒す。

ひょうきんなバンドマネージャーにしても、狂った映画監督にしても、登場人物全てステレオタイプなのだが、これはこれで分かり易かった。B級作品ながら基本は押さえている。細かい演出もよく出来ており、結構笑えるシーンも多い。

職務を全うしようとする堅物のCIA諜報員が、映画監督やバンドマネージャーたちに丸め込まれて行く様子も上手く描けている。映像が綺麗とか感動の物語というわけではないが、暇潰しにちょっと面白い作品を観たい人には悪くないと思う。

 

ムーン・ウォーカーズ [Blu-ray]

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