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ユニット7/麻薬取締第七班 (2011) [スペイン] アルベルト・ロドリゲス監督

スペインのセビリアを舞台に麻薬捜査を担当する刑事たちの活躍を描いた作品。数年後に万国博覧会を開催する予定という設定。だから何というか。主人公らにはあまり関係ない。だから、刑事たちがちょっとやり過ぎでもしょうがないという言い訳に利用しているのか。

麻薬の売買をしている人間たちはまともではないが、本作刑事たちも決してまともではない。無抵抗の容疑者を滅多打ちにして重傷を負わせるのは当たり前。麻薬を横取りしようとしたりさえする。当然、周囲から恨まれて嫌がらせを受けたりもする。

通常なら、嫌がらせをされて気の毒に思うところ、本作刑事たちは普段の行いがあまりに酷い為に、まぁ、そうだろうなという感想しかわいて来ない。シーンによってはどちらが犯人なのか分からない程だ。犯罪者も警官もどちらも酷いという。つまりは、これが本作の特徴的なところだ。

そこを除けば特に難しい設定やストーリーがあるわけでもない、よくある刑事ドラマである。犯人を追い詰め逮捕する。この繰り返しをしているだけ。やり方が無理やり過ぎるから上司から怒られるというのも星の数ほど見た事のあるテンプレである。

ただ一つ不可解なのは主人公が常にインスリンを注射しないと発作が起きるという設定である。この設定が活かされたストーリーがあるわけでもなく。発作が起きなければごく普通の健康な人と変わらない。何故こんな設定をいちいち盛り込んだのだろう。麻薬捜査を行う刑事が常に薬に頼らないと生きて行けないという。一種の皮肉みたいなものか。