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主に映画の感想を書いているブログです

ベル&セバスチャン 新たな旅立ち (2015) [仏] クリスチャン・デュゲイ監督

児童小説「アルプスの村の犬と少年」を原作とした冒険ドラマ。日本では「名犬ジョリィ」というテレビアニメの方が知られているだろう。本作はサブタイトルが付けられているように続編である。

親しくしていた女が飛行機事故で消息不明。生存を信じて愛犬と共に捜索の旅に出る。ジュブナイル作品の王道的展開なので可もなく不可もなくといった感じ。

飛行機乗りの父親とのやり取りが中心の展開で、愛犬は大して活躍しない。熊との死闘が唯一の見せ場。確かにこの大きさなら熊相手でも対等かもしれない。

中盤付近までは親子で怒鳴り合いばかり。いい加減うんざりである。微妙に会話がかみ合っていないのもイラつかせる。子供向けの冒険ドラマとはいえ会話内容が面白くないのは鑑賞意欲を低下させる。

映像も風景が綺麗なので鑑賞に堪えるが、技術的に優れているというわけではない。俳優も同様。美形少年に興味がある人なら楽しめるかもしれないが。

主人公と捜索対象となる女の関係描写が希薄なので、今一つ冒険の目的に共感出来ない。主人公も見た目が良い事以外に魅力が見当たらず、よって応援する気にもなれない。

細かい展開は原作の力なのか、ところどころ面白い部分もある。特に不快なシーンもないので、ながら見とか暇潰しに見る分には問題ないかもしれない。