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主に映画の感想を書いているブログです

ディスクローザー (2013) [オーストラリア・米] マシュー・サヴィル監督

映画

皆から慕われる優秀な刑事が飲酒運転で子供を撥ねてしまう。知り合いの刑事が事実を隠蔽。悪人というわけではないから良心の呵責に苛まれる。わりとよくあるタイプの設定だから理解はし易い。

気持ちは分かるが普通の人はやらないであろう言動。そこはお話しだから良いとして、子供を傷付けた当人よりもかばった刑事の方が悪人のように思えて来る演出には違和感である。かばってくれた刑事に頼んでいないなどと言う主人公も違うだろみたいな。

真実を明らかにしようとする刑事がもう一人出て来る。理屈的には彼が一番まとものはず。しかし、本作の場合は主人公と対立する役目だから変な感じのするストーリーだ。

自ら負傷しながら解決した事件の打ち上げで飲んだ酒とはいえ、飲酒運転には違いなく、子供も傷付けており、同情出来る要素があまり無いから、今一つ主人公の葛藤に共感出来ない。いや、普通にあんたが悪いだろとしか思えないのだ。何かもう少し主人公に有利な設定があっても良かっただろう。

それをある意味善意でかばった刑事の立場が悪過ぎるのもよく分からない。少なくとも主人公よりはマシな立ち位置に居るはず。それなのにまるで彼が隠蔽を主導したから子供の怪我まで悪化したみたいなストーリーになってしまっている。本来一番評価されるべき真実を明らかにしようとする刑事が悪者に描かれているのも納得出来ない部分である。

ラストも、え、これで終わり?とすっきりしない。映像や俳優や設定は悪くないのに、どれもこれも演出的に微妙にズレている作品だ。駄作というわけではないし、最後まで緊張感もあり、暇なら観ても悪くない作品だが、おすすめ出来るほどの作品ではない。

尚、「ディスクロージャー」という似た邦題の作品があるが、まったく別の作品である。また、本作の原題は「FELONY」。 

ディスクローザー [DVD]

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