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主に映画の感想を書いているブログです

パッチ・オブ・フォグ 偽りの友人 (2015) [英] マイケル・レノックス監督

有名作家が万引きをして捕まり脅迫されるという話。主人公を捕まえた警備員がくせ者で、警察に突き出さない代わりに友達になって欲しいなどと要求する。

普通なら金銭を要求するところだが変わった警備員である。いや、だからこそ余計に面倒な展開になっている。お金で解決出来ればそれで終わっているが、友達となるとそう簡単ではない。

いっその事本当に友達になった方が楽のような気がしないでもない。特別に危害を加えるわけでもない。しかし、弱味を握られて友達も糞もないわけで、主人公としては証拠の映像ディスクを手に入れ、早くこの変人警備員と手を切りたいのだ。万引きをしたなどと世間に知れたら自分の地位を全て失う事になる。

細かい駆け引きと、ありそうでない設定、予想の付かない展開など。ストーリー的にはなかなか面白い。久しぶりに新鮮な気持ちで観られた作品である。

決して格好良いわけでもないオッサン二人が常に画面を占め、ひたすら地味な展開が続く内容なので、いわゆる一般受けするタイプの作品ではないと思う。

印税で儲けている金持ちのくせに趣味で万引きなどしている主人公にも同情出来ないし、かといって弱味を握って友達になってくれなどと同性に迫る警備員も気持ち悪い事この上ない。

いろいろマニアックな作品である。一般の人には微妙だが、普通の作品に飽きた映画ファンなら観ておいて損はないだろう。