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主に映画の感想を書いているブログです

トゥルー・ストーリー (2015) [米] ルパート・グールド監督

映画

記者の名前を騙って逃亡していた殺人事件の容疑者とその記者の交流。この記者もねつ造記事を書いていたりあまり褒められた人物ではない。事実を基にした作品らしく全体的に薄っぺらい。

ニュースの記事などであれば殺人犯とのやり取りというだけでも報道という意味で評価されるのかもしれないが、映画作品の場合にはそんなに簡単ではない。まず本作の失敗はここにある。

ねつ造記事で解雇されたという設定も本人が悪いだけで特に意味がないように思えてならない。事実かもしれないが、面白いかどうかはまた別の問題である。

殺人事件の容疑者が嘘つきというのもありきたりというか、そもそもまともな人間ではないのだから、嘘くらい付くだろう。どうもこの辺り、主人公の人が良過ぎるというか、同情するより考えが甘過ぎるのではとしか思えず共感し辛い。

ラストも事実を基にした系の作品らしくどんでん返しも何もなく、あっさりしたものである。まぁ、事実なんてこんなものかもしれないが。繰り返しになるが事実だから面白いわけではない。

細かい演出や俳優もそれほど悪くなく、映画的には悪くない出来なので、観て損したとまでは思わないが、あえて観る必要はない作品である。

ちなみに邦題は原題通り。ひねりも何もない。このタイトルで本作中に出て来る記者は本を出版したらしい。内容的に衝撃の事実みたいなものでもないし。完全にタイトル負けである。