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主に映画の感想を書いているブログです

黒崎くんの言いなりになんてならない (2016) [日] 月川翔監督

転校先の高校でイメチェンした女子高校生が学園の王子様二人組から言い寄られるラブコメディ。いかにもな少女漫画原作の映画作品。言われなくても分かる少女漫画臭。

ヒロインは何もしなくても、大して可愛くなくても(という設定)、勝手に相手がかまってくれてあれこれしてくれる。しかし、ここまで来るとラブコメというよりは一種のファンタジーだろう。

イメチェンしたからという理屈は一応あるが、それまで全くモテなかった女の子が学園内でもトップクラスのイケメン二人から同時に好かれるというのもさすがにリアリティが無さ過ぎる。

まぁ、それはそれ。今まで自分の魅力をうまく表現出来なかった女の子なんだと無理やり納得しながら観るにしても、これらイケメン二人がどういう理由でヒロインを好きになったのかよく分からず、いきなりキスをしたり抱き抱えたりするシーンの羅列で意味不明である。それなりに仲が良くなった後で、関係の説明描写というなら分かるが、そういった過程をすっとばしてこういうシーンを羅列されても、アイドルイメージビデオか何かとしか思えない。

ファンタジー(夢)なんだからいいじゃないかという意見もあるだろうが、それにしても、それなりの設定とストーリーがあった方が説得力もあるし感動も生まれるわけで、この方が良い事に違いはない。

要するに、説得力のある内容が作れないからこのようないい加減な内容になるのだ。一部の人には受けるのかもしれないが、所詮は一部である。あまりにもバカバカしいので最後まで観てしまったが、殆ど普通の人には価値のない作品である。出演俳優のファンなどであれば話は別だが、それは作品の評価とは別次元の話だろう。