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主に映画の感想を書いているブログです

ノーザン・リミット・ライン 南北海戦 (2015) [韓] キム・ハクスン監督

韓国と北朝鮮の艦艇同士の銃撃戦を描いたドキュメンタリー。韓国軍の哨戒艇に配属された医務兵の視点で描いている。実話を基にした作品らしく深い内容やテーマなどはない。いつもの通りである。

登場人物はそこそこ多いのだが、家庭環境も含めて丁寧に説明しているので分かり易い。主人公の医務兵はいかにも人が好さそう。上官と対立したりもするが、それがメインの内容とはなっていない。

個人的にはこのあたりの人間ドラマをきちんと描いて欲しかったが、やはり所詮は実話を基にした系の作品なので、淡々と説明されて終わり。後半はずっと戦闘シーンであり、人間ドラマも糞もない。

戦闘シーンは、大昔の大戦などではなく現代の出来事で、その分リアリティがあり悪くないと感じた。ただ、韓国側は装備的に圧倒的に優位のわりに、主人公の乗る艦艇は撃沈に近い状態になるだけで、観ていてストレスが溜まる。事実を基にした系の作品でなければこうはならなかっただろう。

で、ここで終わっていればまだ良かった。この後がこの作品の最大の問題である。映画の内容的には完結状態であるにも関わらず、延々と実際の映像を交えたドキュメンタリーをやり続けるのだ。あれ、終わったんじゃないのっていう。これもまた観ていてストレスが溜まる。

いや、こういうのは報道番組とかでやってくれと。ただの事実の伝達は芸術作品とは言わない。映画作品に混ぜないでくれと。これいつ終わるんだって本気でイラついてしまった。

中盤から後半までの展開は悪くないので、観て損したとまでは思わない作品だが、あえて観る必要もないかなぁ。軍艦や銃器などミリタリー系に興味ある人は観てみると面白いかもしれない。