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主に映画の感想を書いているブログです

レヴェナント:蘇えりし者 (2015) [米] アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督

1800年代のアメリカ西部開拓時代を舞台にしたサバイバルアドベンチャー。毛皮を得る為のハンター一団に加わった主人公は先住民に襲われ、自分の息子を殺されたあげく、熊に襲われ重症を負った事から山中で仲間に見捨てられる。

まぁ、これで主人公の復讐劇の設定が整ったというわけだが。どうにも面白くない。有名俳優に頼り切った人物描写の薄さ。実話を基にした系というマイナス要素も加わって更に薄くなった印象である。

伝説ハンターの生き様というより、有名俳優の生き様と言えよう。ハンターのワイルドさに畏敬の念を抱くというより、俺様のワイルドさどうよ?格好良いでしょ?みたいな。格好良い事は悪い事ではないが、ハンターの格好良さではないのが問題なのである。

本作のストーリーはハンターどうこう言うより、ただの復讐のドラマ。別にハンターじゃなくてもいいよねっていう。実話を基にしたならこういった本質的な部分はきちんと追及して欲しい。

3時間近い比較的長尺の作品になってしまったのも、大自然を舞台にした作品であり、その自然描写に時間をかけている為である。これ自体は悪くないのだが、復讐のドラマには関係ないし、肝心のハンターのドラマにもなっていないから、意味をなしていない。

俳優ファン以外の人にとっては自然描写が綺麗なだけの退屈な作品だろう。映像的には悪くないから、BGVとしては良いかもしれないが、わざわざ時間を作って頑張って観る程の価値はない作品である。