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ブルックリンの恋人たち (2014) [米] ケイト・バーカー=フロイランド監督

ミュージシャンを目指す弟が交通事故で昏睡状態。仲違いをして半年間連絡を取っていなかった姉が弟の状況を探り出す。邦題では「恋人たち」となっているが、実際にはこの姉と有名ミュージシャンとの恋愛があるのみだ。

少し穿った見方をすれば大けがで入院中の弟をだしに有名ミュージシャンと近付いたとも言える設定。まだ、死んだわけでも死ぬ事が決定したわけでもないのに弟とはいえ勝手に部屋をあさるのもどうかと。私だったら嫌だなぁ。そもそも喧嘩中の相手でもあるわけだし。

弟が憧れるミュージシャンと恋仲になってしまう展開も、入院中で意思疎通も出来ない弟にしてみればふざけるなって感じだろう。これも、弟が既に他界した後であればまだ納得も行くのだが、生存中であるから今一つしっくり来ない。

昏睡状態の弟を目覚めさせる為にあれこれ工夫を凝らす、という展開をやりたかったからだろうが。病院でギター弾くのってどうなのとか。どうもこの姉に好感を持てない為に批判しか出て来ない。

姉弟が仲違いした原因もセリフで説明されるだけなので、今一つ実感がない。そもそもたった半年間音信不通というのがまた半端だ。私には20年以上も音信不通の兄がいるが、半年間なんて成人同士なら普通に連絡を取らないだろう。せめて、4~5年くらいの設定にして欲しかった。

この辺りも、ただの薄っい恋愛ドラマになった理由だろう。この設定であれば本来、姉と弟のドラマになるはずなのに、完全に姉側の恋愛ドラマなのである。99%がそれ。弟はただ病院で寝そべっているだけの存在だ。

既に書いた通り、これだったら弟は事故で即死。その後のドラマ、であれば納得出来た。変に生存しているから姉側だけ良い思いをしているように見えてしまう。姉は事故で弟が不憫と思っているのかもしれないが、弟からすればまだ喧嘩中の相手に過ぎないのだ。意識はないけれど。

 

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