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主に映画の感想を書いているブログです

起終点駅 ターミナル (2015) [日] 篠原哲雄監督

映画

元裁判官だった弁護士の担当事件を通した人間ドラマ。主人公は自分の子供が結婚する歳だから結構な年齢のオッサンである。若い女とのやり取りは映像的には映えるが、どうにも男の願望入り過ぎて気持ち悪い。

実際、格好良いし、エリートでもあるのだが。しかし、さすがに自分の父親くらいの年齢の男に恋愛感情どうこうはないだろう。主人公がもう少し若ければまだ納得出来るシーンが多かった。

不倫した上に相手の女が自殺。離婚して子供とも疎遠。裁判官にもなったエリートとはいえ、私生活はやりたい放題いい加減な人間である。その上、今度は自分の子供くらいの女と意味不明に仲良くなっている。客観的に見るとただの女たらしに見える。

田舎に引きこもり国選弁護だけをやって清貧生活。何か良い事している風。これが、弁護士資格も放棄して畑仕事で自給自足でもしているなら説得力あった。仕事を引き受けさえすればいつでも高給取りの弁護士として復活出来るという保険付きだから言動に重みがないのである。まさに自己満足。

主人公を超エリートに設定して何を描きたかったのか今一つ分からなかった。昔の恋人だからといって温情判決下したり?もそうだが、法律家としてどういう信念を持って居るのかなどもよく分からない。

この辺り、単に事件化し易い。ストーリーが描き易い。そういう理由の設定としか思えなかった。別にこんな超エリートでなくても、不倫もするし、離婚もするし、反省して田舎に引きこもりもするのである。

恐らく原作ではこの辺り文章で説明されているのだろうが、本作映画では何も説明がないのでよく分からないのである。制作側も原作読んで分かった気になって終わっているのだろう。それを表現するのが仕事という事を忘れている。

 

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