読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

題名はありません。

主に映画の感想を書いているブログです

さらば愛しき女よ (1975) [米] ディック・リチャーズ監督

元銀行強盗の男からかつての恋人の捜索を依頼される探偵を主人公としたハードボイルド・ミステリー。1940年代のアメリカが舞台。といっても日本人の私にはこれでいいのかどうかよくわからない。とりあえず雰囲気は悪くないと思う。

主人公の探偵は自分でも疲れた疲れた言っているようにオッサンというより爺さんに近い年齢。アクションシーンも度々あるが年齢通り地味なものである。決してアクションを楽しむ作品ではない。

常に皮肉交じりの会話が本作の魅力である。主人公の軽妙なセリフに時々苦笑しながら楽しむ作品と言えよう。登場人物はそこそこ多いが複雑で理解に苦しむ内容でもなく、むしろ単純だ。意外な展開やオチを期待するような作品ではない。

映像や俳優も水準以上だし、特別ここが悪いという部分はない。ただ、同時にここが素晴らしいとか感動したとか爆笑とかそういう作品でもない。いわゆる、傑作とか名作と言うには無理のある作品だ。

ちょっと時間が空いたとか日常生活を忘れたいといった程度で観る分には十分過ぎるほど楽しめるだろう。決して観て損したとはならない。佳作である。

 

さらば愛しき女よ [Blu-ray]

さらば愛しき女よ [Blu-ray]