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主に映画の感想を書いているブログです

母よ、 (2015) [伊・仏] ナンニ・モレッティ監督

映画監督とその母親をメインに描いた人間ドラマ。映画監督もそれなりの年齢であるから、当然その母親も相当な高齢である。病床に伏しており死期も近い状態。

シーンは、映画監督の仕事振りと母親とのやり取り半々で見事なまでに分断されている。主人公が映画監督である必要性が分からない。別に映画監督だって母親もいるし病気にもなるだろうが、そこはお話しなのだから理由が必要だ。

本作的には母親とのやり取りがメインと思うのだが、実際の内容は主人公である映画監督と作中撮影している作品の主演俳優のわがままなオッサンとのやり取りがメインになってしまっており、結局何が描きたいのか焦点がぼけたと思う。

むしろ、このオッサンのわがまま振りが一番面白いという本末転倒な結果である。コメディと言っても良いくらい。主人公も映画監督としては三流なのかもしれないが、この主演俳優のオッサンが結構な年齢でベテランのわりにはセリフを憶える事すら出来なくて、これでは主人公でなくてもキレて文句も言いたくなるだろう。

そんなわけで、母親とのやり取りを期待して観ると描写不足の上在り来たりで退屈、映画制作シーンを期待して観ると母親とのじっとりとしたやり取りが邪魔に思えてしまう。終盤の展開も意外性なく、特に結論もなく終わってしまう。映画制作シーンのコメディっぽいやり取りくらいしか評価しようがない。

 

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