題名はありません。

主に映画の感想を書いているブログです

プロヴァンスの休日 (2014) [仏] ローズ・ボッシュ監督

パリ育ちの3兄姉弟が南フランス「プロヴァンス」に居る祖父の元へバカンスに訪れる。気難しい爺さんと反抗する孫たちの交流。これも星の数ほど作られた設定だ。王道ではある。

セオリー通りであるから大きくは外さない。これは駄目だとか全く面白くないといった事はない。しかし、さすがに定番のファミリードラマ過ぎて少なくとも私は飽き飽きである。

末っ子が聴覚障害者だったり、若い女の子が社会問題にこだわる意識高い系だったりと微妙に個性は持たせているが、それがメインとなって話が進むわけではない。映画だからと思えばそれまでだが、メインの人物たちが軒並み美男美女ばかりなのもリアリティを感じない。いかにも作られた人間に見える。こんな家族居ないみたいな。

定番は定番として安定しているわけで、それはそれで評価すべきだろう。ながら見をしても理解出来る分かり易さとか、登場人物の言動に無理がないとか、老若男女問わず楽しめるとか、そういった部分である。

有名俳優を起用してそのネームバリューで見せるタイプの作品でもあるが、その俳優だけという作品ではないのは良かった。私が個人的に唯一評価したいのはこの部分である。というより、むしろその俳優の出来が悪く、そのわりには作品の出来は悪くないのだ。俳優目当てで観るとむしろがっかりしそうである。

特に可もなく不可もない作品だ。この種の作品にしては映像も悪くなく、特に不快なシーンもなく、難解で理解に苦しむといった事もない。気楽に映画を楽しみたいという人には合っているだろう。芸術的に優れているといったタイプの作品ではないが。

 

プロヴァンスの休日 [DVD]

プロヴァンスの休日 [DVD]