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主に映画の感想を書いているブログです

ダーク・プレイス (2015) [英・仏・米] ジル・パケ=ブランネール監督

一家惨殺事件の真相を描いたサスペンス。28年前の事件。あまりにも昔過ぎる。何故今更真相を暴く必要があるのか。まずこの部分からして人間の感情を無視し過ぎ。こういうのは当事者たちは早く忘れたいものである。

主人公からして犯罪被害者という事で集めた寄付金で遊び暮らしている怠け者で共感も同情も出来ず。他の人物達にも今一つ興味が持てなかった。つまり、設定やストーリーはいわゆる良く出来ている系だが、登場人物たちに魅力がない為に楽しめないタイプの作品である。

確かに理屈は通っているのだが、捻り過ぎ、分かり辛過ぎ、複雑過ぎ、で共感や感動よりも「よく考えましたね」という変な感想しか出て来なかった。主人公も上記の通りで特に応援する気にもなれないし。

28年間も刑務所にいる主人公の兄も今更冤罪どうこう言われても嬉しくないようだし。結局、全ての真相が明らかになったところで誰も得してないみたいな。

正義が実行されて良かったみたいな達成感もなく、制作者がこのストーリーどうよ面白いでしょと自己満足に浸ってるだけの作品というか。そんな感じである。その優れた設定とストーリーで何が言いたいのか。肝心の部分が薄い。

警察が捜査しても真実が解明されなかったのに、事件の28年後に探偵でも何でもないただの素人一人が全て解明するというのもあまりにお話し的過ぎるだろう。やはりいろいろと薄っぺらいという事なのだ。

 

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