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セーラー服と機関銃 -卒業- (2015) [日] 前田弘二監督

女子高校生ヤクザ組長が奮闘するアクションコメディ。有名作品の続編。内容的には前作と変わらず。有り得ない。一種のファンタジーとして観るとそれなりだろう。もう少しコメディ色が強ければまだ納得も出来るのだが。

トーリーはいたって真面目。いくら代々血縁者が組を継ぐ事になっているとはいえ女子高校生が組長は有り得ない。だから設定とストーリーがちぐはぐ。まったく納得感がない。表向きはただのアイドル映画じゃ困るといった制作側の事情が見え見えである。もちろん、こんなのアイドル映画以外の何ものでもないのだが。

しかし、それだったらヒロイン役を可愛く見せる演出がもっとあっても良かった。前作はその部分に関しては上手くやっていたと思う。本作は確かにヒロインは可愛いのだが、それは単に見た目そうなだけで、演出がそうなっているわけではない。つまり、アイドルのファンが本作を観て良いと思うならば、ヒロイン役の素材が良いという話である。映画の作りが優れているわけではない。

アイドル映画というフィルターがかかっている事もあるが、ヒロイン役の演技はそう酷いわけでもなかった。これだったら普通の俳優として通用する。しかし、映画一般のレベルからすると決して褒めるレベルではない。アイドルとしてどうなのか私は知らないが、声を張り上げると活舌がはっきりしない部分があるのは俳優的には致命的のように思えた。

アイドル映画なのでアイドルのファンであれば納得するだろうという内容。逆に全く興味のない人が見ても、あり得ない内容と映画的に優れた部分がない為に、相当がっかりする作品だと思われる。私は後者である。